ひとくち健康講座 ~適正体重~

夏に向けて

夏に向けてそろそろダイエット始めないと・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
そして、ダイエットや理想のスタイルづくりにおいて、多くの方が最も気にするのは体重だと思います。

さて、皆さんの今の体重、適正体重より多いですか?少ないですか?

そして、そもそも適正体重とは何なのでしょうか。

適正体重とは

健康診断の結果などにも記載されているため、ご自身の適正体重がどのくらいかをご存じの方も多いと思います。

その適正体重とはBMIという数値が関係しています。
BMIはBody Math Index(体格指数)といい、身長と体重によって算出される体格を表す数値です。

ぜひ皆さんもBMIを計算してみてください。計算式は

体重÷(身長〔m〕×身長〔m〕)※身長の単位はメートルです。

【例】身長160㎝で体重55kgの場合
55kg÷(1.6m×1.6m)=21.5 →BMI21.5となります。

前述のとおりBMIは体格を表す値で『22を標準として、これに近いほど病気になりにくいとされています。

つまり、22よりも多い方は体重が標準よりも多く、少ない方は標準よりも軽いと言えます。※標準(適正)体重は身長×身長×22で求められます。

体重が多いことで高血圧症や脂質異常症などといった病気になりやすいのはなんとなくわかりますが、痩せているのなんか特に問題ないように感じますよね。
でも、実は体重が少なすぎると栄養不良や免疫力の低下、骨の脆弱化などを引き起こす可能性もあるため注意が必要なんですね。
そのため、いわゆる「シンデレラ体重(BMI18)」は憧れる容姿であったとしても、それなりのリスクや負担が身体にはかかるということも理解しておいてくださいね。

(補足:BMIが18.5~25.0までは普通体重と言われています)

痩せるためには

体重を減らすことのみを考えたときに最も効果が早く出るのは「断食しながら動く」でしょう。
しかし、そんな減量はカラダにとって大きな負担となり、様々な病気やストレスに繋がってしまい、何のために痩せているのかわからず本末転倒です。

そのため、自分が適正体重と比べてどうなのかを把握しながら、無理のない範囲で計画的にコツコツと取り組んでいくことが重要です。

そして、それ以上に(ここまで体重について語っておいて言うのもなんですが)脂肪量や筋肉量の現状と変化を見ていくことが健康的な身体づくりでは重要だと思います。

(補足:同じ身長で体重45kg体脂肪率35%のAさんと体重55kg体脂肪率20%のBさんだと、実は体重の軽いAさんの方が脂肪の量が多く、必ずしも体重が軽いことが良いとは言い切れず、体重だけで判断するのはおすすめしません)

現状を知って、適切なプランを

天童市健康増進施設Re play!TENDOにはインボディという体成分分析ができる機械があります。
体重やBMI、体脂肪率はもちろん、全身の筋肉(脂肪)の量やバランスが一目でわかるため、どの運動が必要でどういったダイエットプランをすべきかの指標となります。
また、希望者にはインストラクターがカウンセリングや運動プログラムの提供を行い、より効率良く目標達成するためのサポートをさせていただきます。

インボディ測定やカウンセリングは無料ですので、興味のある方は是非一度、天童市健康増進施設Re play!TENDOへお越しください。(※入館料は別途必要です)

天童市健康増進施設Re play!TENDO 健康運動指導士 奥山